安らぎ文庫・長期連載→「第5章イェーリング付録]—of the people論と学問の精神

「第5章イェーリング付録of the people論と学問の精神―「Of the people」論争を斬る。

 

リンカーンの実際の演説は「of the people, by the people, and for the people」と最後にandがあった。

リンカーンの演説「of the people」のofは目的格補語か?
「人民を支配する政府」か「人民が支配する政府」か「人民の(所有している)政府」か論争を斬る。

実際の演説内容と私たちが今日親しんでいる文章は少し違う。
その謎をとく。
今日保存されている文書(リンカーンが奉納した文書)ではなく、実際の演説について。
実際の演説は「government of the people, by the people, and for the people」。
即ち、andがあった。何故、リンカーンはこのandを削除したのか?
ここに、今回の問題をとく鍵がある。

本文下記参照。

「第5章イェーリング付録of the people論と学問の精神」
—「人民の、人民による」、人民のための政府「of the people」の「of」は目的格か否か
http://h-takamasa.com/rensai/policy3.html

 


[構成]
(序)ゲティスバーグの演説のシーン(動画)
◎本文
(A)目的格説(文法的考察)
(B)挿入句説(米国の一般的解釈)
(C)国際的解釈(世界の解釈)
(D)リンカーンが引用した引用元解釈(牧師ジョン・ウィクリフなどの英文)
(E)結論(リンカーンの草稿の推移)
(F)今回の論争と学問の精神

しかし、重要なことは(F)学問の精神からみて、不毛な論争と重要な論争がある。学問とは何かを次回追加する。なお、こうした論争が苦手な人用に動画も付けている。演説風景(映画)、オバマ大統領の朗読版、リンカーンの言葉20と。