モハメド・アリ(Muhammad Ali)さんの死去のニュースを本日見る。
私がFacebookやGoogle+などで、好きなスポーツ選手として紹介しているのは、モハメド・アリ(ボクサー)、カール・ゴッチ(Karl Gotch・レスラー)、そして王貞治さん(野球)である。2007年のゴッチに続き、昨日アリの訃報を聞く。
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I am shocked and sorry to see the obituary notice of Mohamad Ali.
I extend to the whole family my heartfelt condolences.
May his soul rest in peace.
From Takamasa Hamada.
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☆(日本語訳)☆
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私はモハメド・アリさんの死亡記事を見て、大変驚き、そして大変残念に思っています。御家族の皆様全員に深い哀悼の意を表します。
御冥福をお祈り申し上げます。
浜田隆政より。
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モハメドアリさんに関して、記した文書を下記に引用します。
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第二章広島への旅―……命に想う。
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この文章を記した後で、次の問題への回答を迫られた。原爆投下により、日本の植民地被害に遭(あ)った国の人々や、米国軍人数百万人もの命を救ったのだ、と。だから、あなた(私)の文章はおかしい、と。
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更に、この原稿を最初に教材化した、まさにその年・一九九五年スミソニアン航空宇宙博物館で企画された、エノラ・ゲイを中心とする原爆展が議会や軍人会の圧力で中止に追い込まれた。そこで、なおさら、この問題(原爆犠牲者と日本の侵略戦争被害者との命の天秤問題)への回答・解答を求められた。そして、解答を求め幾多の旅をすることになる。〇
その道中、大学時代の学園紛争が脳裏をよぎった。私は非暴力・不服従派(ガンジー・キング牧師派)である。だが、ふとしたことで大学紛争に巻き込まれたことがあった。そしてあるとき、混紡(こんぼう)を持たされ、ヘルメットをかぶった学生と対峙(たいじ)していた。そして衝突……。
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もし、このときに、相手が私の下になれば、私は混紡でその人間を殴ったのであろうか。ムカデさえ当時は殺さなかった私が。この経験が、現在まで三十年以上党派中立・宗派中立の土台となった。これらの不条理への解答も迫られた。
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ベトナム戦争の頃、モハメッド・アリが徴兵を拒否して懲役五年罰金一万ドルの刑を受けた(一九七〇年最高裁は無罪判決)。彼は言った。「ベトコンはオレを『ニガー』と呼ばない。彼らには何の恨みも憎しみもない。殺す理由もない…… いかなる理由があろうとも、殺人に加担することはできない……何の罪も恨みもないべトコンに、銃を向ける理由はオレにはない」。そして、彼は、ライセンス剥奪、試合禁止等、全米のすべての州でボクシングをすることを禁止され、WBA・WBC統一世界チャンピオンベルトを取り上げられる。その上、パスポートまで没収されてしまい、海外で現役を続ける道も閉ざされる。
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何の恨みもない人間を、なぜ殺しに行かなければならないのか。民主主義を守るため。だが先の私の例を見てほしい。そう、戦争という不条理への解答も迫られた。
すなわち、教師と生徒、原爆犠牲者と植民地被害者、恨みもない人間同士の戦(いくさ)という不条理への回答・解答を迫られた。
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そして、日本の百姓一揆(いっき)巡りの旅で回答・解答への一つのヒントを得た。詳細は拙著『旅に心を求めて―不条理編・上』(Kindle版・百円)を読んでいただきたい。
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モハメドアリさんの懐かしい映像として下記を掲載しています。
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異種格闘技 アントニオ猪木 vs モハメド・アリ